偏差値40台からグングンアップ慶應経済/SFC合格者のアドバイス
今から何をすればいいのか?多くの受験生が抱える共通の「疑問」に慶應大生「細島敏矢君」が答えます
現役時代偏差値47.6だった細島君。MSAで着実に力をつけ、慶應経済・SFCに合格!細島君から受験生の皆さんへの11月以降の学習アドバイスをどうぞ。
■過去問はどれくらい取り組むか
それぞれの科目のバランスを考えた上で、可能な限り取り組むべきです。“バランスを考えた上で”と言いましたが、「予備校の授業や問題集等のノルマがまだまだ終わらないからやらない」というのは、明らかに非効率的だと考えます。その理由について書いていきたいと思います。
■直前期まで過去問を解かないことのデメリット
自分が受験だった頃、直前期(11〜12月くらい)まで過去問を全く解かない(解きたがらない)人たちがいました。その人たちは、「今できなかったから嫌だ、怖い」「今はまだ、どうせできないからやらない」「授業のテキストだけやりこめば大丈夫だ」と言っていました。直前期、彼らは思うように過去問が解けなかった (できなかった)らしく、対策するのは時間的に相当困難だったために、精神的に不安定な状態になっていました。結局、彼らは第1志望でないところに進学したらしいです。
直前期から過去問に取り組み、本番までに仕上げて合格する人が少なからずいることは事実です。しかし、早い段階から少しずつでも過去問に挑戦し、計画を調整しながら勉強していく方が効率的だと考えます。
■早くから過去問の挑戦するメリットは?
まず、自分の考えるメリットをいくつか挙げてみます。
1.出題傾向をつかめる
2.志望校と今の自分との差と、現時点での自分の弱点を知ることができる
3.授業や問題集では補いきれていない問題に出会える
他にも様々なメリットがあると思いますが、今回はこの3つについて書いてみようと思います。
1のメリットは、周りが言うほどそこまで重要でないと自分は考えています。確かに、試験の時間や問題のレベルを知ることは重要です。ですが、毎年出題されている形式の勉強ばかりに偏るようになってしまうと危険だと思います。
次に2のメリットについてです。これはとても重要なことだとです。でも、差を知るだけでは不十分です。例えば、過去問を解いてみて、結果があまり思わしくなかったとします。「あぁ、○○大学は難しいなぁ…」で終わってしまっては、とても勿体ないです。というのは、「どうしてできないのか」「今の自分に何が足りない のか」というところまで追及した方が有益だからです。これは、問題を解いて答え合わせをした後で、さらに解答・解説と正面から向き合い、自分自身で分析して初めて知ることができます。そうすれば、現時点の自分の弱点・足りないことを計画に反映させることができます。学習計画に調整を加えつつ勉強を続けていくことで、 「自分の弱点を知らないまま続けた勉強」とは大きな違いが出てきます。よって、早いうちから過去問に取り組んだ方がよいという結論に至りました。
次は3のメリットについてです。このことはデメリットにところで「授業のテキストだけやりこめば大丈夫だ」と言っていた人たちのことについてふれました。集団型の授業を受けている場合、自分と同じ授業を受けている受験生は多くいるはずです。「授業でやった事・テキストを完璧にする」そんなことは当たり前です。なの で、それだけでは“同じ授業を受けている人達に負けずに確実に合格する”のは難しいと言えるでしょう。そこで、過去問等を利用することで、授業だけでは補いきれないことを多く吸収していくといいと思います。
■「過去問は直前期に時間をはかって解きたい!」という人は…
直前期に時間をはかって解きたいのなら、始めから1・2年分をよけてとっておけばいいし、早慶や東大・京大等の大学であれば、実戦問題集も多く出ているので、そちらを利用すればいいと思います。また、実戦問題集では、採点基準や時間配分の例も載っていたりするので、そのような情報も有益に役立てるといいのではない でしょうか。
■過去問に取り組みたくても時間が…
まとまった時間をとりづらい場合には、大問ごとに取り組めばいいと思います。1年分まとめて解かなければいけない、そんな決まりはありません。このように進めていく場合、10分とか20分とかのようにアバウトでよいから、その大問を解くのにかかった時間をメモしておくと、後々時間を気にして解くようになった時に役 立ちます。
■効率的な復習法は?英語を例にして…
効率の良い復習法。それは「できなかった事柄をメインで使っている本にリンクさせる」これが1番いいと思います。では、英語を例に挙げて説明していきたいと思います。
英語の過去問を解くと、たいていの場合は知らない単語や熟語が出てくると思います。それらのボキャブラリーが、自分が普段使っている単語集・熟語集に載っているかどうかチェックします。載っていた場合には、まずは自分が勉強不足であることを反省した上で、その語の横にどこで出たかをチェックします。例えば、200 6年の早稲田の教育学部で出てきた知らない単語だったら、「06・早・教」という風に書き込みます。このように書き込んでおくことで、普段その単語集に取り組む時にも目に留まり、記憶に残りやすくなります。この時に、その語が出ていたのはどんな内容の問題で、自分がどこをどういう風にできなかったか思い出してみると、さらに効果的です。では逆に、載ってい なかった場合には、自分でノートやカードにストックしていきます。このようにしてストックした語彙も覚えていけば、「自分と同じ本を使っている人には負けない」という自信へとつながると思います。文法もボキャブラリーと同じように、間違えた問題・根拠をもって解けなかった問題のポイントや文法事項をTips等の参考書・ 問題集に書き込んでいきます。
このようにして、自分で演習したものと普段使っているものとをリンクしていきます。このやり方では、演習量が増えれば増えるほど自分の弱点が明確になっていきます。
■英語以外の科目だったら…
社会や理科においても、できなかった問題やそこでわからなかった事項の関連部分を、メインで使っている予備校のテキストや自分のまとめているノート、参考書等に書き込んでいきます。もちろん、問題集でできなかった部分をテキストやノートに書き込んでいくのも非常に効果的だと思います。このように、過去問を通してど んどん肉づけ、吸収していくことで、同じ
授業を受けている人、同じ問題集を使っている人に負けない力をつけていきます。
また、数学や理科であれば、できなかった問題の類題にチェックを入れていけばいいと思います。これも続けていけば、自分の苦手な分野が浮き彫りになります。
■過去問を利用した記述・論述の対策
去年、自分は記述・論述問題が大の苦手でした。そこで、どう勉強して記述が得意になっていったか、書いていきます。自分は同じ問題の過去問(赤とか青とか)を複数使いました。それぞれの本で、違った観点からの解法(プロセス)や解説がされているので、それらを比較分析し、自分の納得のいく最大限の解答を模索しました。この方法で進めていくと、「A本の解答より、B本の解答の方がベターだと思う」と思うようになると思います。そ の時には、「どうしてB本の解答の方がベターなのか」これを理由とともに説明できるくらいまで、きっちりとプロセスのリーズニングをします。このようにすることで、その問題から得られるモノの質に厚みが増すと思います。
細島敏矢君は、Teaching Assistantとしてマスタードシードアカデミーの授業日、並びにOSP冬期セミナーにも参加します。数学は早慶プレで偏差値90をたたき出した強者です!ぜひ気軽に相談を!

